『春の夢』
花びら そよいでく風
広がる桃色の影
瞼に残ったものは
かけがえのない笑顔
名前も無いこの空の
下で見てた夢は
瞬きと共に
零れ落ちていく
そして君が消えて
自由になれた
私は何処へでも行ける
春の夢が見せたものなど
もう、思い出さない
短い今日が
手を振っている
私は夜を
ずっと眺めていたんだ
体中の、愛が
・・・死ぬのを待ってる
溢れる思いの根が
絶えて行くのを
「そして君が消えて
自由になれたんだ」
「どこへでも行けるんだ」
・・・って、嘘をついていた
“自由だ”なんて
息を吹き返す愛は
何度でも
君を探し
君を探し泣いた
春の夢が見せた笑顔を
忘れる事が出来たなら
風に消えゆく
貴方の体温を
手繰り寄せては
目を、閉じた・・・
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